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テロの撲滅

『キリスト教科学さきがけ』2018年09月27日号より

The Christian Science Journal 2010年1月


無差別の自爆テロから、周到に準備された襲撃に至るまで、あらゆる種類の暴力に激しく揺さぶられ、今日、世界の国々は、テロの脅威に対処する答えを見出そうと懸命に努めています。あいまいな差出人住所を使って身を守り、失うべき地位など持たないテロリストたちは、従来の封じ込め対策をいとも簡単にすり抜けていきます。さらに、テロの脅威の対象範囲は、急激に分散し広がるばかりで、そのため、今では、不正な政権のみならず、この地球に共存する67億人のなかの誰か一人、あるいはほんの数人の人たちが、甚大な社会的混乱を引き起こす可能性があるのです。このような状況下にあって、多くの国は、政治的あるいは宗教的過激主義から国を守る能力に限界を感じて、当惑しています。

しかし、この世界中にみられる暴力行為はやむを得ない、とする考えに異議を唱える、テロ問題に対する全く別の見方があるのです。 人の、つまり男性と女性の、霊的本性を明らかにすることによって、キリスト教科学は個人のみならず、紛争に喘ぐ世界にも、癒しを約束しているのです。悪が絶大な力を持ち、人はこの悪の陰謀で傷つけられ易いという考えを受け入れず、キリスト教科学は、害悪から根本的に守られ、免除されることを保証しているのです。 

テロリズムは、いろいろの事柄が引き金となっています。例えば文化的疎外感;時に正当とも言える、国家的あるいは人種的渇望が封じられた挫折による焦燥感;政治的、あるいは宗教的な急進主義もあります。しかし、テロの根底にある原因は、人は憎しみに支配され得る、また、暴力的な衝動にかられ得る、という破壊的な信念です。これに反して、キリスト教科学は、人間に行動を起こさせる唯一の真の力は、キリストであると説明しています。そして、キリスト教科学の発見者・創始者であるメリー・ベーカー・エディは、それについて、「神性の力が、人の意識のうちに常に存在し[ている]」(『科学と健康』、p. xi)と説明しています。 

キリスト・イエスの聖なる癒しの仕事の基本原理を説明して、エディ夫人は、師イエスは「科学において完全な人を見た、ところが彼には完全に見えた人が、人間には罪ある滅びる人に見えるのである」(『科学と健康』、p. 476-477)と述べています。これと同じレンズで、現代の出来事を見るならば、同じように確実な効果が示されることが分かります、つまり、人は、利己的な本能に支配されているのではなく、魂、神の心温かい、平和を永続させる推進力に、統治されているのであるということが分かります。つまり、人は自らの創造者の性質そのものを持ち、それが、純潔さ、純粋さ、神聖さとして反映されているのです。の創造した息子や娘たちは、悪の激情を伝達するのではなく、神性の知性に支配されているので、エディ夫人が、「真の同胞愛、慈愛、また、許し」として挙げた、「愛の優しい快さ」(『教会規範』、p.40)だけを現すことを、私たちは目撃することができるのです。私たちは、憎しみや憤りに追い込まれるような自分自身による心を持っているのではなく、唯一のに従順であり、そして、このから、すべての考えが生まれてくるのです。「実在の人は、霊的清さから離れることはできない、または、人を進化させるが、そのが、罪を犯す能力とか、罪を犯す自由を、生み出すことはできない」(『科学と健康』、p.475)と、エディ夫人は書いています。

旧約聖書の預言者エレミヤは、の法則は一人一人の心の中に書かれるという、と人との間の新しい契約を垣間見て、次のように述べています:「それらの日の後に… わたしは、わたしの律法を彼らのうちに置く」(エレミヤ、31:33)、そしてまた、詩篇の作者は、人の心は、によって造られることを、保証しています(詩篇、33:15参照)。またそれは、不正によってではなく、人間の歴史によってでもなく、また、人種、宗教、国家間の争いによって造られるものでもなく、神性のそのものによって造られることを保証しています。そのように造られた心は、それゆえに、悪に騙されたり、利用されたり、悪によって動機付けられたりすることはありません。の子 ら、つまり、 すべての子ら は、の羊の群であり、によって優しく愛され、加護されて、羊飼いの声に従順に従います。これに対抗する力はありません。キリスト・イエスは言いました:「わたしの羊はわたしの声に聞き従う。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしについて来る。 … 彼らを私の手から奪い去る者はない」(ヨハネ  10: 27, 28)。

科学と健康』の中で、エディ夫人は、霊的前提に基づいた思考、そして、「[悪が]人の信念からもぎ取られた」(p.178)思考を持つようにと、勧めています。の創造した人が、悪を思いついたり、悪事を働いたりすることができるという信念を、考えからもぎ取る、切り捨てる、ことによってのみ、つまり、誤りが、の所産から発生したり、の所産を通して作用したりすることはあり得ないと考えることによってのみ、私たちは、自らがの保護下にあるということを理解して、自らを安全な場所に据えることができるのです。このような理解が持つ力は、単に理論上のものではなく、また捉えどころのないものでもなく、ものごとを一変させる力を持つものであり、決して過小評価されてはならないものです。人の特質は、すべて派生したものです、つまり、存在するものすべての創造者である神、心、から派生したものです。そして、唯一の心のみが存在することは、すべての人間の行動は、神、善の計画に従うという、抵抗できない求心力の下にあることを指し示しています。 

歴史を通して、国の安全保障の鍵は、抑止と報復でした、つまり、敵対者に、不当な攻撃行為の代償はあまりにも大きいということを、納得させることでした。しかし、キリスト教科学は、抑止と報復について全く新しい考え方を提示しています、つまり、悪が個人や国家を支配できるという攻撃的な主張は、霊的理解を通して阻止し、それを無効にするというものです。 

メリー・ベーカー・エディは、キリスト教科学者に「罪を食い止める」(『科学と健康』、p.97)ことを求めましたが、これは、彼女が、の全能性を反映した力により、キリスト教科学者にそれが可能であること、従って、集団、あるいは個人による悪事を阻止して癒しをもたらすことが可能であることを、確信していたためでした。

彼女は、特に、キリスト教科学の到来と、彼女の時代に顕著であった劣悪な政治、経済、社会状況が、改善されたこととの間には、因果関係があるということを確信していました。これら帝国主義、無規制の信託組織や市場の独占による経済力の集中、工場労働者に求められる過重な労働、人権の侵害などについて、彼女は、「来る世紀に立ちはだかる差し迫った危機」(The First Church  of Christ, Scientist, and Miscellany『第一科学者キリスト教会と文集』、p.266)であると、述べているのです。さらに、 日露戦争(1904-1905)について、彼女は、「平和的な解決のために日々祈るように」と、母教会会員に求めましたが、そのわずか数週間後、平和条約が締結され、まさにその通りの結果になったこと、しかも、彼女の住むニューハンプシャー州コンコードから40マイルの地で署名されたということが、彼女に祈りとの関連、祈りの力について、そのような確信を与えたのでしょう。

それゆえ、私たちは、今日においても、キリスト教科学者による熱心な祈りが、人間社会で日々起こっていることに、相関していること、つまり、エディ夫人が真理の力と呼ぶものが、パン種のように、「人の思考の塊全体」を徐々に変化させるということが、確信できるのです。

専門家は、テロが、これからの新しい1千年における最大の挑戦の一つであり続けるであろうという意見で、概ね一致しています。しかし、1千年とは、メリー・ベーカー・エディが、「時というものが存在したときから続いている、人間の心的前進の状態であり、段階である」と、描写したものに他ならないのです。そして、人間の思考の前進する状態と段階は、抵抗を許さない真理によって推進され、キリスト教科学の実践によって認識され実証され、全世界に広く影響をおよぼして、人間の敵意の終焉を予示しています。前進する千年紀について、エディ夫人は次のように書いています:「キリスト教科学の到来によって、前進を促され、その推進力が明らかにされている。そして、その力は、最も小さき者から最も大いなる者まですべての人が、(神性の)を知るようになるまで、増し続け、唯一のと人の同胞愛が、地球上すべてに知られ、認められるようになるであろう」(Miscellany 『文集』p. 239-240)。神

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Mary Sands Lee, Christian Science Sentinel, July 7, 1956

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