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その壁は、崩れ去らなければならない!

キリスト教科学さきがけ』2017年04月20日号より

Christian Science Sentinel, 2016年7月4日号より転載
The Christian Science Journal, 1991年5月号より転載


どの国においても、人々は

人間の自由のために闘ってきた;

そして、神の正義が優先しなければならないゆえ、

            すべての人は自由を得るであろう。

 

どの時代においても、人間の心は           

            平和への希望を抱き続けてきた;

そして、神の意志は満たされなければならないゆえ、

            奴隷状態は終止しなければならない。

どの言語においても、人間の法則は

            恵みをもたらすように、命じられてきた;

そして、神の命令には、従わなければならない、

            それを、押さえ込むことはできない。

長い人間の歴史を通して

            キリストによる次のひとつの事実が、変わることなく存続している ー

このひとつの真理は、否定され得ないものである、

それを締め出すことも、阻止することも、後退させることもできない:

                        が、すべてであるゆえ、                       

                        その壁は、崩れ去らなければならない!

 

思い起こしてください、友よ、その昔 ー

            ジョシュアには、ジェリコにおいて、

            イエスには、閉じ込められた墓のなかで、

            ペテロには、牢獄の一室で、

            パウロとシラスには、独房のなかで ー

覚えているでしょう、どのように、その壁がみな崩れ去ったかを?

すべての自由の障害となるものは

            溶け去ってゆかなければならない、

最も暗い夜の闇が   

            明るい真昼の光のなかで、消えてしまうように。

すべての解放を阻む障壁は

            塵となって崩れ去らなければならない、

古い偏見の垣根も、

            不信感のカーテンも。

すべての抑圧のもたらすバリケード、   

            すべての恐怖心が阻害するものは、

消え去って、無に帰さなければならない

今、ここに現存する真理の前に。

 

あなたの神は、あなたに自由を保証している、           

            それだから、立ち上がって、しっかりと立って、

声をあげて言いなさい ー

障害物はすべて、取り払われるであろう、と

            まず内側で、それから外側で ー

            は、すべてであるゆえ、

            その壁は、崩れ去らなければならない!

ー Sandra Luerssen Hoerner、サンドラ・リューセン・ホーナー

『さきがけ』の使命

1903年に、メリー・ベーカー・エディは、『キリスト教科学さきがけ』を創刊しました。その目的は、「真理の普遍的活動と有用性を宣言する」ことでした。ある辞書によると、『さきがけ』定義は「先発の使者」(先触れ、先駆け)ー 後に起こる事が近づいていることを告げるために先立って送られる者、使者」であり、『さきがけ』という名称に重要な意味を与えています。さらにまた、この定義は、私たちの義務を指し示しています。それは私たち一人一人に課せられた義務であって、私たちには、私たちの『さきがけ』がその責務を十分に果たしているか見届ける義務があるのです。この責務はキリストと不可分であって、まず初めに、イエスが、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」(マルコ 16:15)と述べて、表明したものでした。

Mary Sands Lee (メリー・サンズ・リー)、Christian Science Sentinel, 1956年 7月 7日

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