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トラブルは無し

キリスト教科学さきがけ』2025年09月19日号より


夫と私はホテルに滞在していました。ある夜、私は暗く見知らぬ部屋でベッドに戻ろうとした際、横になろうとした瞬間にベッドの位置を誤ってしまい、ベッドの角に頭を打ち付けて転倒しました。その衝撃で完全に目が覚めました。

私は転倒の最中に、突然「grace(恵み)」という言葉が頭に浮かび、それと同時にと恵みを感じました。そして次に、現実には、事故は存在しないという考えも浮かびました。これは、メリー・ベーカー・エディの『科学と健康付聖書の鍵』というキリスト教科学の教科書で学んだことでした。全文は次のように書かれています。「事故について、、すなわち不滅のは知らないのである、そこでわたしたちは人間的基礎に立つ信念を捨て、唯一のと一体にならなければならない、こうしてこそ偶然というものはなく、すべてはの誤りない指示によるという正しい観念に考えを変えて、調和をもたらすことができるのである」(p. 424)。私にとってこれは、私自身が、すなわちの愛する霊的創造物として、常にの保護下にあり、そのから離れることはできないことを意味するものです。

夫はすぐに駆けつけ、起き上がれるように手をかしてくれて、祈ってくれました。私たちはキリスト教科学の実践士に祈りを依頼するメッセージを送りました。実践士は返事をしてくれて、祈りの依頼に承諾してくれました。夫の助けを借りて、私は床から起き上がり、ベッドに入ることができました。

その時、もう一つの考えが思い浮かびました。それは、の国には事故がないため、ショックや歓迎しない驚きはないということです。そして、自分だけでなく、世界中の誰に対しても驚きやトラブルがないことを知るために祈るべきだと気づきました。この考えは励みになりました。他者のために利己的な動機なく祈ることは、私を落ち着かせ、皆がによって守られ、愛されていることを知るきっかけになりました。

私は安らかに寝むれました。翌朝、頭に切り傷はありましたが、レストランで朝食をとったり、帰りの飛行機に乗るなど、通常の活動を続けることができました。

私は、祈りによってこの出来事が、私たちの旅行の何の妨げにもならなかったことに安堵しました。私は、の加護に心から感謝し、そしてまた実践士と夫の祈りにも感謝しています。が私たちの歩みを大切に守ってくださっているからこそ、私たちは安全であると感じるのだと確信しています。と共にあれば、すべては順調です。幸いなことに、私もそうでした。

スー・パターソン

メイン州エルスワース、アメリカ合衆国

『さきがけ』の使命

1903年に、メリー・ベーカー・エディは、『キリスト教科学さきがけ』を創刊しました。その目的は、「真理の普遍的活動と有用性を宣言する」ことでした。ある辞書によると、『さきがけ』定義は「先発の使者」(先触れ、先駆け)ー 後に起こる事が近づいていることを告げるために先立って送られる者、使者」であり、『さきがけ』という名称に重要な意味を与えています。さらにまた、この定義は、私たちの義務を指し示しています。それは私たち一人一人に課せられた義務であって、私たちには、私たちの『さきがけ』がその責務を十分に果たしているか見届ける義務があるのです。この責務はキリストと不可分であって、まず初めに、イエスが、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」(マルコ 16:15)と述べて、表明したものでした。

Mary Sands Lee (メリー・サンズ・リー)、Christian Science Sentinel, 1956年 7月 7日

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